top / index / prev / next / target / source
日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
SunがSolaris 10 を無償提供するのだそうです。びっくりです。商用利用でも無料で提供と記事に書いてありました。
Solaris最新版が無償提供になるのですって。ものすごい時代がきたもののです。
米Sun、無償の新OS「Solaris 10」を05年1月リリース http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/343986
Solaris 10正式発表、1月から無償提供へ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0411/16/news018.html
サン、『Solaris 10』OSを無償で提供 http://hotwired.goo.ne.jp/news/business/story/20041116101.html
2004.11.19 Linuxへの“敵意と配慮”入り交じる、Solaris 10発表イベント http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0411/17/news067.html
商業利用でも無料で利用可能と書いてありました。これは今すぐにでも Solarisも体験しておこうかしら。もともと商用OSとしての歴史の積み上げと定評・実績があり、対応アプリケーションも凄く沢山ありますものね。急にSolarisに関心が沸いてきました。これは歴史的な出来事だと思いました。
Solarisが無料で登場するインパクトのうちポイントとなるところは
Solarisはバイナリーレベルで 1種類になることが予想されること。 Linuxはオープンソースなので当然のことながらバイナリーレベルで複数種類存在します。それは良いことなのですが、商用パッケージソフトベンダーにとってはパッケージソフトを提供する上で これは厄介な事であるのです。この点 Solarisはバイナリで提供されるものが普及すると見込まれるので、1種類になるでしょうから ほぼ大丈夫です。 Microsoft Windowsを思い浮かべると良く分かります。世間のほとんどのWindowsはWindows XP になっていて、しかもサービスパックがほぼ統一されていて、商用パッケージソフトが提供しやすいのです。
Solarisは既に多くの対応した商用パッケージソフトを持っていること。 既に動作する歴史ある商用パッケージソフトが揃っている点は すばらしいアドバンテージです。
SolarisはIntelベースの いわゆる普通のPCで動作すること。 Intelベースで動作するので、ちょいと試すことが可能です。例えば MacはIntelベースでは 現状 普通は動作しません。
Solarisは熱心な信奉者ユーザを多く持っていること。 なんたってSolarisですものねぇ。
Solarisは既に販売網とサポート網を持ち合わせていること。 歴史と伝統がなせる強みです。
商用でも無償提供という方向性は、とても大きなインパクトをIT業界に与えることでしょう。RedHatと Microsoftとが標的になっているように感じます。ある意味 Solaris無償化となると、Microsoftへの対抗が期待される数少ない精力でしょうから。一方 オープンソースOSは ほとんど影響ないと思います。むしろSolaris無償化が Linux普及の後押しになる期待も持てます。
さて 2005年02月号とかのUNIX/Linux系雑誌には付録CD-ROMとしてSolaris 10 Intel版が附属するのかしら?なんだかとっても楽しみです。