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OpenOffice.org 2.0リリースを契機に blanco Frameworkの帳票関連APIセットである blancoReport次期版に着手します。
blanco FrameworkのblancoReportについて、OpenOffice.org 2.0リリースを契機に blancoReport次期版にとりかかります。次期版では既存の blancoReport実装をほとんど廃棄します。
blancoReport第一版の致命的な問題点であった「性能」について、blancoReport次期版では仕様のところからテコ入れをして抜本的に改善します。初期版では設計上・構造上やむをえない性能面の問題がありました。次期版では性能面に関する抜本的な解決策をとります。その性能向上のカギは OpenDocumentの積極採用です。OpenOffice.org 2.0から導入されているOpenDocumentフォーマットのファイルを単純なファイル入出力によって操作することで、飛躍的な速度向上が可能になります。そしてこれは本来あるべきファイル入出力の速度への速度向上です。 UNO APIを用いてプロセス通信をセル単位で 何度もおこなうような設計を採用っている限り、blancoReportでは速度に関する問題は解決不可能と判断しました。この抜本的な方針転換を選択したために、blancoReportの機能そのものはダウングレードします。つまりいままで提供されていた Excelブックで帳票設計にまつわる諸機能は一旦廃棄されます。
すでに実装が完了している OpenOffice.org 2.0対応済みの 次期版 blancoReportの仕様は下記です。
ドキュメント形式変換機能
Xls→Calc変換
Xls→Pdf変換
Calc→Xls変換
Calc→Pdf変換
OpenOffice.orgプロセス起動・プロセス終了
OpenDocument編集機能 (具体的にはZIPファイル編集機能)
この低水準APIがblancoReportの基本的なベースラインとなります。当面は、この低水準APIの妥当性検証などに終始する予定です。
帳票入出力関連の具体的な応用部分については、低水準API以外に必要なAPIセットが洗い出されてから検討をおこなう予定です。しかし 帳票関連処理については用途ごとに異なるものでもあるので、現時点ではそれら具体的な応用系APIの実装は当分行われない可能性が高いと考えています。
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あとでじっくり この資料を読みなおしてみます。