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日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
技術評論社から Trac の入門本が出版されるとのことで、これを読ませていただきました。
技術評論社から Trac の入門本が出版されるとのことで、これを読ませていただきました。
私は Trac の利用経験を多少持っていて、また、これからも利用する予定があります。そういう立場でもあり、興味深く読ませていただきました。
まず、Trac の入門本として、以下の点をカバーしている点に好感を覚えました。
そもそも チケット管理 (場合によりタスク管理、問題管理、バグ管理、プロジェクト管理、などと さまざまな呼ばれかたをされます) は どうして必要なのかについて説明している点
インストール/セットアップ方法の記載がある点
Subversion との連携についての掲載がある点
本の作りについて、以下の点に感心しました。
挿絵がふんだんに利用されている点!
チケット管理の重要性の説明のために、漫画で 5ページを割いているのがスバラシイ(!)
「逆引き」や「リファレンス」の項があり、記載内容が充実している点。
挿絵の印象から「軽い本」のように見えるのだけれども、これがどっこい、設定パラメータのタグイの記載も充実しているのは 少し意外感すらあります。
良い本だなぁ、と思い、また、この本を作る過程で どのくらい大変だったのかについて思いをはせました。また、少し嫉妬しました (苦笑)
また、これも更に個人的な感想ですが、意外に感じたのは Eclipse 上で Mylyn を経由して Trac のチケットを操作する部分の画面が日本語化されていた点です。Pleiades で日本語化できるけれど 言語パックでは日本語化できないもののひとつが、現状の Mylyn のような i18n 未対応アプリケーションです。i18n 未対応である以上、言語パックでは手も足も出ないのですが、Pleiades では ちゃんと日本語化できてしまうという…。Trac入門とは 全然関係ないのだけれども、Eclipse 翻訳に従事している立場である私としては とても興味を持った点なのでした。(未翻訳部分を見つけて、勢い翻訳しそうなところでした。)
そんな感じでして、Trac 入門者の方には この本は 良い本だろうと考えました。
この Trac入門と同じノリで、Subversion 入門の本があったら嬉しいと思いました。挿絵や漫画をふんだんに使って、構成管理/バージョン管理のなんたるかを説明して欲しいです。ソフトウェア開発現場において、メンバーに構成管理初心者が含まれる場合にこれを説明しないといけないのですが、ものすごく手間がかかるから、Subversion入門本があれば、ぜひ活用したいと思うからです。※注意: 私が執筆を担当したいという意味ではありません!
Eclipse 3.4.1 リリース日が接近中です。Eclipse 3.4.1 RC2 ベースで Classic (SDK) の未翻訳箇所 (含む変更箇所)を簡単にチェックしました。明示的に翻訳しなおす必要のあるキーは 22件でした。意外に少ないように感じましたが、Ganymede Java EEの範囲だと 結構変更が発生しているかも知れないので、単純に変更件数が少ないのかと安心するわけにもいきません。
プログラミング初心者向けの教育用プロダクトです。プログラミングの基礎を とても効率的に学ぶことができるように思います。
さしあたり、ちょっとプログラミングしたら、ねこが「にゃー 」と鳴きますが、これが かわいいと思いました。