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日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
現在、Pleiades 次期版 (1.3.0)系を試験しています。この次期版ですが、ざっと見たところ、翻訳機能がすごく改良された感があります。
現在、Pleiades 次期版 (1.3.0)系を試験しています。この次期版ですが、ざっと見たところ、翻訳機能がすごく改良された感があります。
今まで (1.2.3 安定版) は、Pleiades が持っている翻訳辞書と入力となる英文とが完全一致 (ニモーニック処理などは除く) した場合にのみ翻訳していたのですが、次期版では英文を文として分割する解析をした上で翻訳辞書を参照するように機能強化されています。これにより、辞書がスリム化され、かつ未知の英文を和訳できる確率が高くなっています。また、仕組みとして翻訳揺れを防止する効果もあります。これはすばらしい改善です。
文としての分割については、「.」(ピリオド)以外にも、「:」コロンや「;」セミコロンなど いろいろ悩ましいところがあるのですが、Pleiadesとして この問題に積極的に取り組んでいるようです。
そのように、現在、Pleiades プロジェクトのメンバーとして、そして [replace-link:blanco Framework] のコミッターとして、地味に Pleiades 次期版 (1.3.0)系を試験実施中です。
私が担当している範囲は、翻訳部分です。従来の安定版である 1.2.3 の翻訳と 現在の開発版 1.3.0 系の翻訳との差分をチェックして、目立つ乖離が無いかどうかについての確認をおこなっています。
翻訳機能に対して魅力的な強化がほどこされているので、反動としての翻訳デグレードが心配だと考えます。これを解消すべく、翻訳内容の変化を Eclipse Ganyjede などの実翻訳データを使って追跡することによって解決するところを私が担当しているのだと自負しています。
なお、極端なことですが、私は Pleiades そのものは、プロセスとしては一度も起動していません。blancoNLpackGeneratorを経由して Pleiades の翻訳の変化をチェックしているのに過ぎないのです。Pleiades 1.3.0 系では起動に関する精力的な機能強化も実施されているので、我こそは、という方は 1.3.0 系開発版の動作試験への参加などもご検討下さい。