資料: アマチュアオーケストラのコンサートリーダー(コンサートマスター)考

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アマチュアオーケストラのコンサートマスターって一体何を担うのかを考えてみました。

資料: アマチュアオーケストラのコンサートリーダー(コンサートマスター)考

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アマチュアオーケストラのコンサートリーダー (マスター)について徒然に考えてみました

私自身アマチュアオーケストラのコンサートリーダーを担当していて、「コンサートリーダーの仕事って何だろう」っていうのは結構結論が出ていないものなのです。いつも悩んでいますよ。ってことでアマチュアオーケストラのコンサートリーダーってどんなことを考えていけばいいのかっていうのを徒然に考えてみました。

そもそも基本的にアマチュアオーケストラのコンサートリーダーというのはコンサートリーダー経験者に担ってもらうのが一番無難です。
コンサートマスターという名称はアメリカ産らしい… (ちょっと自信有りません) ヨーロッパではコンサートマスターという呼称は用いない様子です。ちなみに、私の所属するオーケストラでは 2003年度からコンサートマスター・コンサートミストレスの呼称を廃止して、コンサートリーダーに一本化しました。
多くの場合日本のアマチュアオーケストラのコンサートリーダーは 1stヴァイオリンのパートトップを担う人が同時にコンサートリーダーを担います。

アマチュアオーケストラのコンサートリーダーの条件

そもそもアマチュアオーケストラのコンサートリーダーを担当するには下記が必須条件になります。

ほとんど全ての練習に休まず参加できること (ゲストコンサートリーダーの場合を除く)
弦楽器奏者であること (多くの場合は第1ヴァイオリンのパートトップがコンサートリーダーを担います。むろん第1ヴァイオリン以外のパートトップがコンサートリーダーを担うこともありますが、弦楽器以外のオーケストラコンサートリーダーは私は知りません)
最低限の社会性を持っていること (人格者であることが必須条件ではありませんが、最低限の社会性は要求されます)

実際の練習を行っている際にはオーケストラのリーダーになるわけですから、上記のことは必須条件といえるでしょう。

アマチュアオーケストラのコンサートリーダー入門

まず基本的には下記の仕事を担います。

オーケストラのチューニングを行うこと
練習時に立ったり座ったりする際のリーダーを勤めること
(とりあえず)指揮者を見て拍を数えること →指揮者からあんまりにもずれるのは良くないことです
可能な限り譜面に忠実に忠実に演奏すること
弦楽器のボーイング(運弓)を決定ならびに調整すること場合によっては指使い(運指)の決定も行う
演奏会本番の際のステージマナー

このように単に演奏する以外にいろいろなことを担わなくてはなりませんし、譜面に忠実に演奏するとかボーイングの決定をすることなどは難易度が高いので、一般的にはヴァイオリンのメンバーの中からある程度弾ける人を選ぶ事が多いです。しかし単に一番上手く楽器を演奏することが出来る人を選ぶのでは決してありません。

そしてあなたがコンサートリーダーになったのなら、最低でも下記の道具をそろえましょう

チューナー 440Hzとか442Hzとかの切り替えが可能なもの。音をサンプリングしてメーターが動く機能と指定された音程を発する機能を併せ持ったものが望ましい。
メトロノームジョグダイアル式でテンポを切り替える機能を持ったメトロノームが望ましい。複数のテンポを数回の操作で切り替える機能を持ったメトロノームがお勧めです。

アマチュアオーケストラのコンサートリーダー初級

最低限のコンサートリーダーの仕事を考えてみました。

譜割に忠実にリズムを取りましょう

意外に難しいのが譜割のリズムを忠実に理解しておくことです。これを実現するためには練習の当初から

指揮を見ること

初級の間は指揮と演奏とをなるべく一致させることを目標としましょう。

合図

あなたは単に演奏するだけではなく他の演奏者に伝わるような合図を出す必要があります。演奏しながら合図を出すのがこれが意外に難しいのです。無理に動くと弓がバタバタしたりしますしね。

チューニング

例えば 442Hzでチューニングしたとして、チューナーがあなたのヴァイオリンの音程を聞いて 442Hzで真ん中を指したとしても、その音を聞いてみんなが適切なチューニングをできるかどうかは別なのです。あなたは適切な倍音構成を持った 442Hzの音程を皆に提供しなくてはなりません。そのためには合奏の前にあなたが納得できる 442Hzを作り込んでおく必要があります。具体的には予めじっくり全弦をチューニングしておくのが理想です。

アマチュアオーケストラのコンサートリーダー中級

オーケストラ自体が持つテンポ感と指揮者のテンポ感との間を取り持つこと。有る程度以上のレベルのオーケストラ演奏を目指そうとする場合、単純に指揮(指揮者の指示)通りに演奏したのではステキな演奏は実現できません。指揮者の意図をくみ取りながら、実際にオーケストラの音が出るまでの間の時間を取り持つ必要があります。

もっともテンポの変わり目などは指揮と実際の演奏のタイムラグはそんなには多くは取らない事が多いです。

2002.07.11 ツッコミ Subject: とんでもない周波数？？伊賀敏樹様いつも「いがぴょんの日記v2」(vectorの方)拝見させていただいております。私はオーケストラの事については、聴くだけの人間なので演奏する側の情報がたまに出てくるのを嬉しく思っています。ところで、> ・チューナー> 440MHzとか442MHzとかの切り替えが可能なもの。音をサンプリングしてメーターが動く機能と指定された音程を発する機能を併せのところですが周波数の単位(Hz)が間違っていませんか？「440Hzとか442Hz」だと思うのですが…。私は音楽は聴くだけの人間ですので、変なことを言っていたらすいません。

ついでに私はアマチュア無線をしていますが、電波ではそのあたりの周波数は

430～440MHzはアマチュア無線で、440MHz～450MHzは特定小電力のはずです。重箱の隅をつつくようで申し訳ありません。(^^;;今後も、プログラミングのコンテンツもクラシック音楽のコンテンツも楽しみにしております。頑張ってください。 //_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/川崎昌博

ここからいがぴょんうひゃあ。これはものすごいミスを。ツッコミありがとうございました。 Hzと書くつもりが体が勝手に MHzとタイプしていた模様です。(実際のトコロコンピュータのCPUがMHzくらいでちょうどA=442Hzとかで間違えやすいから普段から注意していたのにこれがひょっこり間違ってしまうという)どうもありがとうございますです。

更新履歴

2002/07/10 新規作成

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