top / index / prev / next / target / source
日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
Office 2000 のバグのせいで大変な目に遭いました。
昨日の話しですが、今回開発に携わっていたウェブベースイントラネットシステム構築をテストで動作させていたら、謎の不具合に遭遇してしまいました。 Webベースシステムは帳票の仕組みとして Excel 帳票を採用しているのですが、Windows 2000 SP3 + IIS (+ ASP.NET) 上の その作成されたExcelファイルを Internet Explorer 5.x + Office 2000 を導入したクライアントからアクセスしようとしたら、一部のクライアントに於いてなぜかログイン画面が出てきて表示できないと言う問題が発生したのです。半日困ったあげく 協業の他の会社の方が下記のURIを見つけてきました。
[IE5] Office ドキュメントを開くと認証ダイアログが表示される http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP415541
OFF2000: ブラウザで Office ドキュメントを開くと、パスワードの入力を求められる http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;JP225234
これがヒットだったようで、Office 2000無印でのみ上記問題が発生し、Office 97 や Office 2000 SR-1以降および Office XP では この問題は発生しないという傾向がわかってきました。
今日 改めて 社内に再現環境を作ったら 確かに Office 2000 無印において、この不具合が発生しました。(ここにたどり着くまでが長い道のりでした…) Microsoft社の公式見解としては、Office 2000 SR-1以降に移行せよというものですが、これは避けたいので、サーバ側で何とか、という方法を探すとなんとか下記の回避策を見つけました…
インターネット インフォーメーション サービスのプロパティを開き、
Windows統合認証をOffにする。
Server Extentions のチェックボックスをOffにする。
正式な名称は 今はわかりませんが、何にせよ このチェックボックスをはずすと現象が発生しなくなりました。 ASP.NET で Excel帳票の採用、なんて ごく普通の取り合わせだと思うのですが、これでこんな現象が出るのは困ったものです。
でも振り返って考えてみると IIS って デフォルトで 勝手なものが沢山立ち上がっているのですね。びっくりしました。デフォルトでこういう機能は Off状態で出荷して欲しい物だと思いました。(Server Extentionsは ASP.NETの実行環境を載せた際に入った物、かも知れませんが…)
Windows XP SP1ですが、どうしても不安定なので、これをアンインストールして Windows XP 無印に戻しました。原因はさておき ちと私の環境では Windows XP SP1は不安定過ぎました。
関連する日記