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日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
(Gitlis,Ivry)
1990年放送のギトリスの名演が再放送されました。とても感動しました。心が洗われました。
今日のN響アワーにて、思い出の名演奏「イブリー・ギトリス--バイオリンの至芸」が放送されていました。1990年の来日リサイタルの模様です。
当時68歳というのだから驚きです。今日 テレビで見て、改めて ギトリスの凄さ、すばらしさを感じました。また、1990年当時のNHKでの放送を見た記憶がよみがえってきます。その時も感動して、ビデオを何度も繰り返し見たものです。即興で弾いたアンコールの旋律について、聴く前に思い出しましたくらいですから!今にして思えば、私の現在の音色に関して、1990年頃にギトリスから受けた影響が今も私の中に残って根付いている、そのように感じました。
彼の音色の特色を担っているのが、ヴァイオリンのチューニングと 弓運、そして「正確な」音程にあると、私は思っています。弓運は見てのとおりだし、音程に関しては、相対音感をもった人が聴けばそのとおり、なのですが、余り知られていない特徴として、チューニングがあります (ソリストの音程の取り方にまつわります)。放送中で じっくりチューニングを行っている場面があるので、これがとても参考になります。弓運と弓圧、そしてそこでフィットするチューニングを念入りに探されている姿が、とても とっても印象的で そして参考になります。しかも奏者側から聞こえるチューニング幅ではなくって会場側に飛んでいく音のチューニング幅をもって「正」としています。E線の五度の幅が、これまた特徴的です。ああいう枯れた音色をもって「正」とするんですねぇ。びっくりです。
関連するリンク
HMV: 弦楽器奏者検索 http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=301230021
魂と弦 イヴリー ギトリス (著) amazon.co.jp: 4393934571
昨日は またまたやむを得ず休日出勤したのですが、今日は休みました。というか休ませて頂きました。(休日出勤には参加しませんでした)もう へとへとです。今日出社された方々、ごくろうさまです。そしてすみません。