top / index / prev / next / target / source
日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
最近 どうやら私の興味は LiveCD (1CD Linux)に向いているようです。とりあえず KNOPPIX以外のCD-ROMから起動可能なLinuxがたくさんあるようなので、それらを探索中です。もはや当初の目的 (Debian習得)から かなりはずれてきて、LiveCDの調査・収集へと興味が移ってきてしまっています。
世間では今 一部の人たちの間で「1CD Linux」が熱いブームとなっています。パソコン(Intel系PC)のCD-ROM装置に CD-ROMを1枚挿入して電源投入(ブート)するだけで、ハードディスクへのインストールなど全く行わずに一式が即時利用可能なOS (Linux)が利用できる状態にするというものです。かく言う私も 1CD Linuxの魅力にとりつかれてしまった一人です。もともとOSやアプリケーションのインストールが好きな私としては、この 1CD Linuxは楽しくてしょうがありません。また 実は OSやアプリケーションのインストールを通してこそ、コンピュータ技術は習得しやすくなっていると考えています。
CD-ROMの容量という与えられたルールの中で どのようにアプリケーションを載せていくのかを、ぎりぎりの調整をしながらくみ上げていく 1CD Linuxの世界は OSを起動するだけでも とても興味深く、また面白いものです。また CD-ROM 1枚で起動できるということは、それ以外にも様々な活用方法やメリットが考えられます。普段利用しているOSが壊れてしまった場合のレスキューディスクとしての用途や、不特定多数の人が利用する環境における環境がリセット可能なOS環境としても有効です。サーバ用途としても意外に使えるのではないかと考えています。OS・サーバアプリケーション・ユーザアプリケーションなどを全てCD-ROMに焼き付けてしまい、データ領域のみハードディスク上に保持させるのです。OSに故障が発生してトラブルが起きることは、まず無くなります。魅力です。バージョンアップも簡単で、単に CD-ROMを取り替えさへすれば リスクをともなうOSやアプリケーションのアップグレードを実施する必要もありません。特に運用が楽そうです。
執筆時点では KNOPPIXという 1CD Linuxの一種が最も有名ですが、それ以外にも様々な種類やその亜種が存在することがここ最近ようやく理解できてきました。ということで、幾つかのメジャーなものについて 主に日本語対応がなされているものを中心にリストアップしてみました。
2005.01.01 LiveCDに関しては、今後の更新は LiveCDに対して行います。
1CD Linuxのなかで 最も注目されているのは KNOPPIXでしょう。強力なハードウェア認識能力が魅力なうえにバランス感がとれたデザインや収録アプリケーションの種類などもファンが多い理由だと思います。Debianベースであるのも魅力的な特徴の一つですね。
世のLinux系雑誌に付録CD-ROMとして配布されていることが多いので、そこから入手するのが最も簡便な入手方法でしょう。
1CD Linuxの特徴を直感的に理解できるものとして、デスクトップカスタマイズ済ディストリビューションのようなジャンルがあります。(専門用語を私は知りません)
ぽえりな amazon.co.jp: 4798007935 http://www.poe-lina.com/ Debianデスクトップのカスタマイズを紹介する書籍なのですが、この書籍にカスタマイズ済のデスクトップ(KNOPPIX)が付いてくるのです。これがものすごく印象的なのです。起動してびっくり。ある強烈な趣旨を持ったデザイン済OSが起動するのです。これは一見の価値があります。
Clover Project : Pilot disk 1: 牧野ぐらす http://www.limo.fumi2kick.com/clover/clover00.html プロジェクトとして作成中とのこと。GNOPE系です。
KNOPPIXをベースに 様々な亜種が作成されています。このように亜種が作成できるのも オープンソースならではの素晴らしいことですね。
INSERT - Inside Security rescue toolkit (GPL) http://sourceforge.net/projects/insert/ http://www.inside-security.de/INSERT_en.html これは興味深い。気に入った上で日本語化がまだなら日本語化してしまおうかしら。
kdshred (未体験) http://kdshred.sourceforge.jp/ ディスク消去ツール
LBプロジェクト: KNOPPIX-RW http://www.mahorex.com/lb-project/pukiwiki.php?KNOPPIX-RW 自分用KNOPPIXを作るためのKNOPPIX亜種なのだそうです。すんごいなぁ。
ネットエージェント: 1CD snort http://www.netagent.co.jp/1CDsnort.html 侵入検知ツールなのだそうな。CD-Rでリードオンリーなだけに安心を感じます。
歴史の深いSlackwareをベースにした1CD Linuxがあります。
Fedra Core http://ftp.riken.go.jp/pub/Linux/fedora/core/ Fedra Core 3 にはレスキューCDというものがあります。FC3-i386-rescuecd.iso っていうファイルがレスキューCDとなります。まだ試していません。
Berry Linux http://yui.mine.nu/linux/berry.html Red Hatベースなのだそうな。(なんでも途中で変わったのだとか…???)
PFM http://walrus-ruby.hp.infoseek.co.jp/pfm/index.html 再構成をするツールの模様。
floppyfw (Debianベース) http://www.zelow.no/floppyfw/index.html Linuxベースのファイアウォール。CD-ROM作成のためのISOイメージ版も存在。(舞阪駅利用者さんのツッコミ)
Memtest86 - Memory Diagnostic Page http://www.memtest86.com/ 有名なメモリテストツール。CD-ROM作成のためのISOイメージ版も存在。(舞阪駅利用者さんのツッコミ)
Pantora Box http://pantorabox.sourceforge.jp/ サイズがとても小さいのが特徴です。まだ試していません。
FreeSBIE - Free System Burned In Economy http://www.freesbie.org/?section=home-ja
NetBSD LiveCD (?)
LiveCD Linux 関連 http://mcn.oops.jp/glossary/os/knoppix.htm とても良くまとまったサイト
ライブCDの部屋 http://www12.tok2.com/home2/sachs/ 同じく良くまとまったサイト
The Live CD List http://www.frozentech.com/content/livecd.php
japan.linux.com | LiveCDは初級ユーザーに最適 http://japan.linux.com/desktop/04/02/19/0246246.shtml
2005.01.01 LiveCDに関しては、今後の更新は LiveCDに対して行います。
基本的に ネットワークからのインストール可能性は、私にとってとても重要です。FDブートさせて、必要最低限なドライバをロード後は インターネットからインストールできてほしいのです。DebianやVine Linuxは これが可能っぽいです。(あまりよくわかっていません)
何と言っても、自由(フリー)であるというのが、私にとってとても重要です。そういういみでは、GNUの思想を色濃く示している Debianが一番使いたいディストリビューションなのですけれどもね。
とても素晴らしい記事です。文字化け関連は、いつも情報不足気味ですものね。
ただ Windows-31Jというエンコーディングについて、私は最近 困った現象に出会っています。すっきり再現できるようなパターンは作り出せていないのですが、Microsoft Internet Explorer 6.0 SP2が まれに HTTPレスポンスヘッダのContent-Typeに指定されている Windows-31Jというエンコーディングを認識してくれないような現象を目にしているからです。おまけに METAのところのWindows-31Jも認識できないようです。ネットワークをキャプチャした限りでは 適切にレスポンスヘッダやMETAは記載されているのに、です。なぜだかだめです。西欧Windowsなどと誤認してしまいます。ふうむ、なぜだろう、困ったものです。そして、もしこれが IE6.0の仕様だとすると そもそも Windows-31Jなんていうエンコーディングは Internet Explorer 6.0ユーザが多数を占めるような現場では使い物にならないように考えられるからです。(子ウィンドウ・オープンで発生しているような雰囲気)
2004.12.29追記 この件なのですが、Windows-31Jというエンコード名称とは 直接的には関係のない現象でした。というか そもそも Internet Explorer 6.0は HTTPレスポンスヘッダ上のエンコーディングをハンドリングしてくれないようです。UTF-8を与えてもダメでした。METAタグすら見てくれない場合があります。さいあくな仕様です。ふうむ、こまったものですが、これ以上はどうも深掘りできません(T_T)
japan.linux.com | LSB:Linuxの分裂多様化阻止の鍵はISVの参加 http://japan.linux.com/desktop/04/12/24/035225.shtml ディストリビューションごとにディレクトリ構成が異なるのは勘弁して欲しいです。
米Red Hatの四半期決算、純利益は前年同期比155%増の1080万ドル http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/it/350992 Red Hat が流行っているのですね…。
japan.linux.com | Linux Standard Base 2.0、共通ランタイム標準へ http://japan.linux.com/desktop/04/12/24/0258242.shtml