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日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
社長みずからの説明で「楽々FrameworkII」のデモストレーションを見せて頂きました。とても感動しました。
「楽々FrameworkII」のデモストレーションを社長みずからの説明で見せて頂きました。… とても感動しました。
「楽々FrameworkII」: Java開発フレームワークで基幹業務Webシステムの開発コストを大幅削減 http://rakrak.jp/
住友電気工業株式会社: 業務系Webシステムの開発コストを大幅に削減できるJava開発フレームワーク「楽々Framework II 2.1」の販売を開始 http://www.sei.co.jp/news/press/04/prs357_s.html
そもそもの設計思想が DOAというのが私好みです。T型ERからリポジトリを構築して、いきなりプロトタイプ画面が作成されます。ひところ流行った第四世代言語系RADを思い出しました。しかし Java言語 + DOA + T型ERのフレームワークというのが 私の好みのミゾに入りました。しかもプロトタイプ画面が「いわゆる日本型 基幹系システム」を実現してくれます。とても実用的なフレームワークです。
そして何より驚いたのが、実行画面の操作性です。これは特筆に値します。基幹系システムで必要とされる基本的な入力要件を満たした動作を 何の変哲も無いWebブラウザで実現することができるのです。矢印キーによるフィールド移動やENTERキーによる基幹系風の操作感が、Webブラウザで実現できるのです。しかもそういう基本動作はコーディングレスなのです。リッチクライアントいらずとでも言うのでしょうか、とにかく基幹系の ごく普通のエントリー画面における操作性を、コーディング無しで ごく普通の Webブラウザで実現できてしまうのです。
惚れ込みました。トータルとしての生産性はかなり高そうだし、何よりもJavaだし、操作性が 「ごく普通の基幹系のエントリー業務」を満たしてくれるのですもの。何とか来年度 このフレームワークを使って 仕事を受注してみたいものです。しかし… そのためには プライムで仕事をゲットしないといけないのですね。ふうむ、頑張ろう。
とにもかくにも、この操作感は 素晴らしいです。基幹系システムの操作感は こうであるべきです! 「楽々FrameworkII」がターゲットとしない価格帯のシステムを扱っている人でも、この「楽々FrameworkII」のGUIとしての (平凡なWebブラウザだけで実現できてしまう) 恐るべき操作感は 一度は体験しておくべきと強く感じました。クライアント・サーバ型のリッチクライアントを検討する前に、まず平凡なWebブラウザのみにおける基幹系操作環境の提供のほうが 現実的で安定感があるものですから。
2005.06.16追記 先日 気づいたのですが、楽々Frameworkって Ajax実装のひとつだったのですね。Ajaxが ほぼノンプログラミングで実現できる 楽々Frameworkは素晴らしいなあと考えます。何の変哲もないWebブラウザで、Ajaxを活用した非常にリッチな操作性が、しかも ほぼノンプログラミングで実現できてしまう開発環境なので、システムの用途・業種にもよりますが Ajaxを無難に取り入れようと考えたら 楽々Frameworkは 必ずチェックしておくべきプロダクトであると考えます。
「楽々FrameworkII」のデモの際に 社長様が DOA+ Consortiumへの入会を紹介下さいました。
私は 立場的には DOA分析とかには関与しないことがほとんどなのですが、でも DOAにはとても興味を持っています。(まあ、R/Oマッピングなんて用語を創作・導出した張本人ですからね…)
blanco Framework (blancoIg, blancoDb) のライセンスが GNU LGPLに (担当者レベルでは) ほぼ決着しました。あとは上司陣の説得です。さあて、そこは片づいたのですが、でもでも世間に公開できるタイミングは まだ先になるかもです。特定のシステム向けとしては 一式動くのですけれどもね。…DOAの話題と blancoのライセンスを調整しているのが、丁度おなじ日程だったっていうもの不思議なものですね。(blanco Frameworkは小規模をターゲットとしていますからね…)
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