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日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
ふと、レコードや項目という名称の由来を考えました。言葉の歴史を紐解くことは、とても感慨深いものです。
レコードとか項目という用語が、何に由来するのか考えました。というのも、リレーショナルデータベース用語的には行とか列などと呼ばれるはずのところ、誤ってレコードとか項目と呼ぶケースが とても身近で一般的なように感じるからです。ごく普通に考えて、少なくともCOBOLにはレコードや項目という名称が存在しているのではないかと Googleで検索してみました。結果、ざくざくとひっかかりました。とりあえず 一番としてヒットしたCOBOL関連製品をメモします。
なるほど、こう考えてみると レコードとか項目という用語は、COBOLとか順編成ファイルに由来するものだったのですね。つねひごろから私は「歴史から学ぶべき」などと考えていました。レコードとか項目という用語は、歴史的な用語の伝承だったのですね。感動しました。今の若い人たちでもリレーショナルデータベースの行や列のことを、レコードとか項目と誤った呼び方をしていることを良く見かけます。なるほど、歴史の重みを感じました。
そんな私自身、実は リレーショナルデータベースの本を書くまでは、行や列のことを 誤って レコードや項目などと呼んでいました。英語に訳して考えるときには、ちゃんと RowとかColumnとか呼んでいたにもかかわらずです。驚きです。あらためて反省したとともに、歴史の重みを感じつつ、、、
横展開して考えると、Java言語でいうところの「メソッド」のことを「ファンクション」と呼ぶ人は少ないですね。ファンクションとメソッドは違うことは何か強く印象づけられているのでしょう。でも Java言語で「定義」や「引数」という用語を使ってしまう人は やはり多いかもです。とっても悩ましいです。でも、、、さすがに引数をパラメータと呼ぶのは違和感というか抵抗があるのが、私の弱いところです。、、、難しいですね…
2005.04.19追記ymotoさんから、ターゲットと用語との関連をまとめた情報をいただきました。
物理ファイルレベルではFile/Record/Field
論理関係データモデルではRelation/Tuple/Attribute
物理関係データモデルではTable/Row/Column
勉強になりました。ありがとうございます。