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日記形式でつづる いがぴょんコラム ウェブページです。
このエントリでは Oiyokan Initializr の使い方を記述します。Oiyokan Initializr Release 0.1 (2021-05-11)をもとに記載します。 なお、本記載は、読者がある程度 Spring Boot および Web、REST/JSON、JDBC、そしてセキュリティ観点 に慣れていることを前提としています。
Oiyokan を利用すると手元の RDB を OData 4.0 Server 規約に則った REST/JSON サーバとして公開することができます。そのようなサーバを素早く構築するためのツールが Oiyokan Initializr です。
Oiyokan Initializr にはより新しいバージョンが存在します。詳しくは 2021-05-11 diary: [Oiyokan] Getting Started Oiyokan Initializr (v0.5) を参照ください。
oiyokan-initializr
project を git clone します。git clone https://github.com/igapyon/oiyokan-initializr.git
oiyokan-initializr
をビルドおよび実行します。clone されたディレクトリにディレクトリを移動して、以下の mvn コマンドを実行します。
mvn install spring-boot:run
oiyokan-initializr
に Web ブラウザで接続します。http://localhost:8080/
Oiyokan Initializr
をクリックします。
データベース設定項目を埋めます。
Connection Test
ボタンをクリックして設定の正しさを確認します。
Select Table
ボタンをクリックして次ページに画面移動します。
公開したいテーブルを選択してチェックします。
GENERATE
ボタンをクリックすると、oiyokan-demo.zip
という名前の ZIP ファイルをダウンロードできます。oiyokan-demo.zip
にはデータベース接続情報の記載を含む oiyokan-settings.json
ファイルが含まれます。必要ない場合は手順の後に必ず削除します。Oiyokan Initializr
を終了します。oiyokan-demo.zip
を zip展開します。oiyokan-settings.json
にはデータベースの接続情報が含まれますので、必要ない場合は手順の後で必ず削除してください。oiyokan-demo
を起動しますmvn install spring-boot:run
oiyokan-demo
に Web ブラウザで接続します。http://localhost:8080/
ここで起動されているサーバが OData v4 Server (provider) の機能を提供します。
13-1. OData v4 Server ルートを開くと、OData として接続可能な EntitySet の一覧を確認できます。
13-2. OData v4 Server の $metadata を開くと、EntityType の詳細を確認することができます。
13-3. OData 4.0 で定められた REST/JSON の規約に従い、データの検索、絞り込み、並び替えなどを実現できます。
OData v4 Server の試行が終わったら、oiyokan-demo
を終了します。
試行が終わり次第、oiyokan-demo.zip
および展開後のファイル oiyokan-settings.json
を削除します。
oiyokan-settings.json
ファイルにはデータベース接続情報の記載が含まれます。oiyokan-demo.zip
も含め、必要ない場合は手順の後に必ず削除します。以上が Oiyokan Initializr の簡易な説明です。
Last modified: $Date: 2021-05-05 $